レム睡眠行動障害の薬物治療

誘因の除去と薬物治療

 

異常行動の起こした時に患者の目を覚ますと、たいていの場合、本人は夢の内容を覚えています。しかし行動については記憶がないため、受診に当たっては、家族などの周囲が行動の様子を医師に詳しく話すことが求められます。

 

RBDが疑われる場合、病院に泊まって睡眠ポリグラフィー検査を受けます。この検査では、睡眠時の行動を観察するとともに、脳阿、眼球運動、あごの筋電図、さらには呼吸状態や足の動きなどを測定します。レム睡眠時に筋肉の活動が増加していれば、RBDと診断されます。

 

治療には、薬物治療が最も有効ですが、酒や睡眠不足、ストレスなど、ある程度誘因が特定される時は、まずその誘因を除去するように努力します。

 

薬物治療では、主にクロナゼパムという抗てんかん薬が使われます。服用を開始してから1習慣ほどで、約8割の人に行動障害の改善、まだ頻度の減少が見られます。完治することは難しく、薬は飲み続けることになります。ただし潜在的に睡眠時無呼吸症のある場合、無呼吸を悪化させることもあるので、医師の指示に従ってください。この薬は筋弛緩座用が強いため、夜間や翌日のふらつき・転倒などに注意が必要です。

 

本人と周囲の安全を確保

 

クロナゼパムの症状が改善されない、ふらつきなどの副作用が問題となる場合などは、メラトニンを投与することもあります。これは、不眠治療に使われることがある脳のホルモン剤です、日本では、まだ市販されておらず、医薬品としては使われてはいません。

 

また、パロキセチンなど、新しいタイプのこう抗うつ薬が有効なことが少なくありません。薬物利用と共に、周囲の環境を整えることも重要です。症状が治まるまで、他の人は同じベットや布団で寝ないなど、安全を確保しましょう。ベットで寝ていた場合は畳みの上にマットあ布団を敷いて寝るようにする、まわりに物を置かないなど、行動が起きた時に患者本人がけがをしない工夫を必要です。